じょさんしサロンにこ

助産師 二家本 千昌 / じょさんしサロンにこ

からだこころ育む旬の簡単レシピ

蓮根

旬:冬(11月から3月)

蓮根はハスの地下茎で、沼の中で育ち、夏に高温の晴れの日が多いほど豊作になると言われています。蓮根の穴は、酸素を送る大切な役割をしており「先を見通せて縁起がいい」としてお正月のおせち料理にも使われます。

妊娠中の「蓮根」効果

免疫力アップ ビタミンCが豊富で、免疫力を高め、疲労回復や感染症予防をします。
抗酸化作用 ビタミンC・B1・B2が豊富で、細胞の酸化を防ぎます。妊娠すると弱くなりやすい皮膚や粘膜を強くします。
高血圧予防・浮腫予防 ナトリウム・カリウム・カルシウムなどのミネラルが豊富で、身体の水分バランスを整え、血液をサラサラにします。
整腸作用 食物繊維が豊富で腸の動きを促し、腸内をきれいに整えます。蓮根の糸はムチンによるもので消化を促します。
貧血予防 ビタミンCが鉄分の吸収を助けます。

効果には個人差があります。

調理例

蓮根と人参のきんぴら

蓮根は切り方や加熱時間で、食感の違いが楽しめる根菜です。シャキシャキ食感で、思わずご飯がすすむレシピをご紹介します。

材料

蓮根100~150g
人参(写真は金時人参)1/2本
唐辛子少量
白胡麻適量
胡麻油適量
大さじ2
みりん大さじ1
醤油大さじ1
大さじ2

作り方

  1. 蓮根を皮ごと2~3mm間隔で切り、水に10分程度さらします。
  2. 胡麻油を熱したら、水を切った蓮根、人参、唐辛子を炒めます。
  3. 蓮根と人参に火が通ってきたら、酒・みりん・醤油・水を加え、水気が減るまで炒めます。
  4. 仕上げに白胡麻をふったら出来上がり。

メモ

蓮根は穴が黒っぽく変色していないものが新鮮です。新鮮なほど糸をひきます。デンプンで守られているため、加熱してもビタミンCを失いにくいです。

おまけ

今回はnico農園で育った唐辛子を使って、少しだけ辛みを加えました。唐辛子は防虫効果があるので、農薬を使わない自然栽培に重宝しています。夏から秋にかけて収穫された唐辛子は、乾燥させて保存します。寒い冬のお鍋や炒め物など、血行を促して身体をポカポカさせたい時に役立っています。

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