じょさんしサロンにこ

助産師 二家本 千昌 / じょさんしサロンにこ

からだこころ育む旬の簡単レシピ

白菜

旬:冬(11月から2月)

冬のお鍋に好まれる白菜。葉が出汁を吸収しやすいので、鍋やスープ、漬物などに適しています。うまみ成分のグルタミン酸が野菜の中ではトップクラスです。

妊娠中の「白菜」効果

抗酸化作用 ビタミンCが豊富で、細胞の酸化を防ぎます。妊娠すると弱くなりやすい皮膚や粘膜を強くします。
免疫力アップ ビタミンCが豊富で、免疫力を高め、疲労回復や感染症予防をします。
高血圧予防 ミネラルの中でも特にカリウムが豊富で、身体の水分バランスを整え、血液をサラサラにします。
酵素の力を高める 辛味成分のグルコシノレートは、発がん物質を解毒する酵素の働きを高めます。

効果には個人差があります。

調理例

白菜の豆乳スープ

白菜の緑黄色が彩り豊かな、カラダとココロ温まるスープです。バターや小麦粉不使用で、野菜と味噌の旨味がぎゅっと詰まっています。

材料

白菜100~150g
玉葱1/2個
無塩せきベーコン60g
シメジ70g
オリーブオイル適量
少々
胡椒少々
豆乳500ml
味噌適量
150ml

作り方

  1. オリーブオイルを熱したら、みじん切りの玉葱とベーコン、シメジに塩をふり炒めます。
  2. 火が通り柔らかくなってきたら、豆乳500mlと白菜を入れ、弱火でコトコト煮込みます。
  3. その間に別の器に味噌をとり、お湯で味噌を溶かします。
  4. 溶いたお味噌を豆乳スープに混ぜ入れ、お好みで胡椒をふったら出来上がり。

メモ

今回はシャキシャキ感を残すため、白菜を炒めていません。野菜の特性や好みに合わせるとさまざまな食感が楽しめます。

葉が隙間なく詰まり、芯の近くが黄色いものが甘く美味しいです。カットしている場合は、断面が平らなものほど新鮮です。

白い軸の部分は、半日ほど陰干しすると、水分が飛んでさらに美味しさが増します。

おまけ

今回のレシピは、お味噌汁の水を豆乳に代用したような作り方です。冷蔵庫にあるお野菜でさまざまな具材を楽しむことができます。春菊と蓮根、ツナ、玉葱の食べ合わせも美味しくできました。

旨味成分のグルタミン酸が豊富な白菜に、動物性の旨味成分イノシン酸を合わせると、旨味が相乗効果となって美味しさが増すといわれています。そのため、お鍋に魚肉を合わせるのは理にかなっていて、美味しい食べ合わせです。

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